金属系サイディングとは

新築住宅や外壁リフォームを検討する際、外壁材の選択は重要なポイントです。「サイディング」と「ガルバリウム」は、それぞれ異なる特性を持つ人気の外壁材です。適切な外壁材を選ぶために、それぞれの特徴、メリット、デメリットを理解しましょう。

金属系サイディングは、その耐久性、断熱性、メンテナンス性の高さから、現代の建築材料として注目されています。特に、ガルバリウム鋼板を主材料として使用することが多く、新築はもちろんのこと、リフォーム市場でもその需要は高まっています。この記事では、金属サイディングの特徴やメリット・デメリット、選択時のポイントについて解説していきます。

金属系サイディングの特徴

構造
一般的には0.3mm程度の薄い金属板の裏に断熱材が付着しており、長さは約4m×40cmのサイズが一般的です。これにより、継ぎ目が少なくなり、雨水の侵入リスクを低減します。

素材の種類
昔はアルミが主流でしたが、現在はガルバリウム鋼板が主流になっています。

デザイン
「スパン系」「シンプル&モダン」「インクジェット」「木目調」など、多様なデザインが存在し、建物の外観を格上げします。

メリット

耐久性:ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板を使用した金属サイディングは、30年以上の耐用年数を持ちます。

メンテナンス性:特にフッ素塗膜の金属サイディングはメンテナンス性が高く、長期間にわたって美観を保つことができます。

断熱性・遮音性:金属サイディングは断熱材が内蔵されているため、断熱性に優れています。遮音性については、窯業サイディングに劣る場合もありますが、全体的にバランスの取れた性能を持っています。

デメリット

コスト:金属サイディングは窯業サイディングに比べて価格が高めです。しかし、その耐久性やメンテナンス性を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

塗装費用相場

金属系サイディングの塗装にかかる費用相場は、1㎡あたり1,500~4,500円です。実際の費用は、業者や使用する塗料によって異なります。

選択時のポイント

  • 施工会社の選定
    金属サイディングの施工は専門的な技術を要するため、実績豊富な板金工事会社に依頼することが重要です。
  • デザインの選択
    建物の外観に合わせて、最適なデザインを選ぶことが大切です。特に、スパン系や木目調など、近年人気のデザインは、建物に高級感を与えます。

まとめ

金属系サイディングは、これからの外壁材の主流になる可能性を秘めています。その耐久性やデザイン性の高さは、多くの建築家やユーザーから高い評価を受けており、適切な選択と施工によって、建物の価値を長期にわたって保つことができます。

窯業系サイディングについては以下の記事をご参照ください。

窯業系サイディング