横暖ルーフについて

屋根は家の外観を美しく見せるだけでなく、家を天候から守る重要な役割も果たしています。近年の技術進化により、さまざまな種類の屋根材が市場に登場しており、その中から最適なものを選ぶのは難しいかもしれません。この記事では、現在人気の屋根材「横暖ルーフ」を取り上げ、特性やメリット・デメリットをご紹介します。

横暖ルーフの特性

横暖ルーフはガルバリウム鋼板の屋根材で、ニチハ株式会社が製造、販売を行っており、耐用年数40~50年と長期間で断熱性能を高めた屋根材で、特に寒冷地向けに開発されており、以下の4つのタイプが販売されています。

横暖ルーフS(断熱性の高さが特徴)

横暖ルーフαS(気密性を高めた構造が特徴)

横暖ルーフプレミアムS(フッ素樹脂遮熱鋼板が特徴)

横暖ルーフαプレミアムS(シリーズ全ての特徴を備えた最高レベル)

メリット

優れた断熱性遮断鋼板と断熱材を組み合わせた屋根材となっているため、断熱性が高い。これにより室内が快適に保たれ、エアコンの使用量の削減にも繋がります。

高い耐久性ガルバリウム鋼板を使用しており、耐用年数が40~50年と非常に長いので、短期間での交換が不要となり、メンテナンス費用を抑えることができます。

豊富な保証色褪せ、変色、赤錆に対する20年の保証や、穴が開くなどの破損に対する25年の保証など、多数のメーカー保証が付与されています。

デメリット 

設置できない屋根もある横暖ルーフは、勾配2.5寸以上ない屋根には施工することができず、傾斜の低い屋根には設置できないので、住宅の勾配の確認が必要です。

断熱性能が高いため、価格もそれなりに高くなります。金属系の屋根では、安いもので1平方メートルあたりおよそ5,000円の商品がありますが、横暖ルーフは1平方メートルあたり8,000円ほどとなるため、性能が高い屋根材ですが、初期費用(設置費用)が高めになります。

色の選択肢:横暖ルーフは、石粒ゴムやシリコン塗料を塗布しているため、色合いに制限があります。一般的な屋根材に比べて、色の選択肢が少なめです。

まとめ

屋根材の適切な選択をするためには、自分のニーズやライフスタイル、住んでいる地域の環境などを総合的に考慮することが大切です。最適な屋根材を選ぶことで、快適な住環境を長く保つことができます。

パルルーフでは、お客様に最適な屋根材についてのご相談もお受けいたします。屋根材のお悩みや張り替えをご検討の際にはお気軽にご相談ください。